こんにちは!MySTEPスタッフの石川です。
「うちの子は勉強が苦手で、塾に通っても変わるのかな…」——あざみ野・すすき野で塾を探す保護者の方から、よくそんな不安をお聞きします。今回は、点数や合格実績の数字だけでなく、「勉強が苦手」だったお子さんが実際にどう変わっていったのかという在塾生の声と、ご家庭でできる関わり方をまとめました。今まさに悩んでいるご家庭の、ヒントと希望になればうれしいです。

あざみ野・すすき野の保護者へ|点数が上がる前に表れる「変化のサイン」
「勉強が苦手」な子が変わるとき、最初に動くのは点数ではありません。テストの結果として表れる前に、まず態度や気持ちに小さな変化が表れます。点数だけを見ていると見逃しがちですが、この“前ぶれ”に気づいてあげることが、次の一歩を後押しします。
- 「どうせ無理」と口にしなくなる/投げ出すまでの時間が長くなる
- わからない問題を、前より少しだけ粘って考えるようになる
- 小さな「できた」を、自分から報告してくれるようになる
こうしたサインは、点数より先に表れます。大きく変わっていなくても大丈夫。「気づいているよ」と一言伝えるだけで、子どもの「もう少しやってみよう」という気持ちは少しずつ育っていきます。この記事では、そんなふうに変わっていった子どもたちの様子と、家庭でできる関わり方を紹介します。
← スワイプ/矢印でスライドを切り替えられます(全3枚)→
「勉強が苦手」だった子が変わったきっかけ|在塾生の声
ここからは、実際にMySTEP すすき野校で学んだ生徒たちの記録です。最初から得意だった子ではなく、「苦手」「悔しい」からスタートした子の変化を中心にご紹介します。
中3のKさんは「勉強が苦手」という不安からのスタートでした。はじめはなかなか結果が出ず、落ち込む日もありましたが——
転機は、国語で点数が上がったたった一つの「できた」でした。そこから自信がつき、内申は入塾時から9点アップ。ご家庭でも、小さな「できた」を見つけて一緒に喜ぶことが、苦手な子の大きな燃料になります。
「悔しい」という気持ちは、伸びる力に変わります。中3のYくんは、2年生のころから大きく点数を伸ばしました。
悔しさを「次がんばろう」に変えられたのが大きな一歩。ご家庭では結果を責めず、「悔しかったね、次はどうする?」と一緒に前を向く声かけが効きます。
「内申点はもう変わらない」と思っていませんか。中3のTさんは、最後の追い込みで内申を大きく動かしました。
入塾時に34だった内申が、44へ。提出物や小テストなど「やればできる」ところを一つずつ積み上げれば、内申は後からでも動きます。
苦手科目こそ、伸びしろです。中3のNくんは、苦手だった理科に正面から向き合いました。
理科の評定が3から5へ。苦手な科目を後回しにしなかったことが実りました。ご家庭では、「どの科目の、どこでつまずいたか」を一つだけ一緒に探すと、次の一手が見えてきます。
一度の結果で決まりではありません。中3のYさんは、前半のつまずきを後半で見事に取り返しました。
前半でうまくいかなくても、後半でしっかり盛り返しました。「まだ取り返せる」と信じて続けること。その姿勢をご家庭が支えることが、逆転の土台になります。
← スワイプ/矢印でスライドを切り替えられます(全2枚)→
家庭での「関わり方」|勉強が苦手な子の親ができること
「家で何をしてあげればいいですか?」というご相談をよくいただきます。勉強の中身は塾やお子さん自身に任せて大丈夫。ご家庭にお願いしたいのは、次のような「関わり方」です。
- 点数を責めない:結果より「どこを頑張ったか」に目を向ける。苦手な子ほど、責められると勉強から逃げてしまいます。
- 小さな「できた」を一緒に喜ぶ:1問でも、1点でも。成功体験の積み重ねが自信になります。
- 勉強の管理まで抱え込まない:毎日チェックして言い聞かせるより、安心して休めて、ぐっすり眠れる環境を整える。
- 変化のサインを見逃さない:「自分から机に向かった」「悔しがった」——点数になる前の小さな変化を、言葉にして認めてあげてください。
具体的な勉強のやり方(学習習慣・解き直し・振り返りなど)は、別記事「成績が上がる生徒の共通点」でまとめています。あわせて参考にしてください。
← スワイプ/矢印でスライドを切り替えられます(全2枚)→
「勉強が苦手」を変える親のサポートには、科学的な裏づけがある
「勉強が苦手」だった子が変わっていく背景には、実は心理学や教育学で確かめられている、“親の関わり方”の原則があります。特別なことは必要ありません。日々の声かけや見守り方を少し変えるだけで、子どもの取り組みは変わっていきます。ここでは、家庭ですぐ実践できる3つを、研究とあわせて紹介します。
①「頭がいいね」より「頑張ったね」|ほめ方を変える
子どもをほめるとき、つい「頭がいいね」「才能あるね」と“能力”をほめたくなります。ところが研究では、これが逆効果になることがわかっています。カギは、能力ではなく「努力」や「工夫」という“過程”をほめることです。
📊 研究でわかっていること
米・スタンフォード大学のキャロル・ドゥエック教授らの研究(Mueller & Dweck, 1998)では、子どもを「頭がいいね(能力)」とほめたグループと、「頑張ったね(努力)」とほめたグループを比較しました。すると、能力をほめられた子は、難しい問題で失敗すると粘りが弱まり、課題を楽しめなくなり、「自分には能力がない」と思い込みやすくなりました。一方、努力をほめられた子は、失敗しても挑戦を続け、成績も伸びていきました。
← スワイプ/矢印でスライドを切り替えられます(全3枚)→
ご家庭でも、テストの点数(結果)だけをほめるのではなく、「毎日コツコツ続けられたね」「やり方を工夫したね」と、結果に至るまでの努力や工夫に目を向けて声をかけてみてください。これは、点数が伸びる前から今日すぐにできる関わり方です。
②「できない」を「まだできない」に変える|成長マインドセット
「自分は数学のセンスがない」——そう思い込んでいる子は少なくありません。ドゥエック教授は、能力は生まれつきで変わらないと考える「固定マインドセット」より、努力で伸ばせると考える「成長マインドセット」の子のほうが、困難に強く、結果的に大きく伸びることを示しました。
ポイントは、たった一語。「できない」を「“まだ”できない」に変えることです。「やっぱり無理」と口にしたとき、「まだできていないだけだよ」と返してあげる。この小さな言い換えが、「やればできるかも」という気持ちを少しずつ育てます。冒頭で紹介した、苦手だった子が変わっていった背景にも、この“見方の転換”が必ずと言っていいほどありました。
③「勉強しなさい」より「どこからやる?」|管理ではなく自律性を支える
毎日「勉強しなさい」と言い続けても、なかなか動かない——よくあるお悩みです。心理学の自己決定理論(デシとライアン)では、人は「自律性(自分で選べている)」「有能感(やればできる)」「関係性(認められている)」の3つが満たされたとき、やらされではない“自分から動く力”が育つとされています。
📊 研究でわかっていること
親子の関わりに関する研究では、親が“管理・命令・プレッシャー”を強めるほど、子どものやる気はむしろ「やらされ」や「無気力」に傾きやすくなります。反対に、選択肢を与える・気持ちに寄り添う・一緒に解決策を考えるといった「自律性の支援」を増やすほど、子どもの内発的なやる気と成績が高まることがくり返し報告されています。
ご家庭でできるのは、勉強そのものを管理することではなく、その土台を整えることです。「勉強しなさい」と指示する代わりに「今日はどこから手をつける?」と選ばせる。点数を問い詰めるより、安心してご飯を食べ、しっかり眠れる環境を整える。“管理”を少し手放して“見守り”に変えるだけで、子どもは自分で動き出しやすくなります。なお、お子さん本人ができる具体的な勉強法は、「成績が伸びる子の勉強習慣5つ」でまとめています。
3つに共通するのは、「結果」ではなく「過程」と「本人の意思」を大切にすること。どれも才能や特別な環境がなくても、今日の声かけから始められます。「勉強が苦手」は、本人だけでなく、ご家庭の関わり方からも変えていけるのです。
まとめ|「勉強が苦手」は、変えられる
ここで紹介した子たちも、最初は「苦手」「悔しい」からのスタートでした。それでも変わっていけたのは、本人の小さな一歩と、それを信じて支えたご家庭があったからです。
成績の数字は、後からついてきます。まずは、お子さんの「できた」を一つ見つけて、一緒に喜ぶところから。うまくいかない時期があっても、それは伸びる前の自然な過程です。あなたとお子さんの歩みを、心から応援しています。
この記事が、皆さんの参考になれば嬉しいです。

あわせて読みたい・関連ページ
関連ページあざみ野中学校の英語|定期テストの出題傾向と勉強法あざみ野中の英語でよく出る範囲やリスニングの比重、先生ごとの傾向と、テストで差がつく勉強法を解説しています。詳しく見る →
関連ページあざみ野中学校の定期テスト対策あざみ野中の定期テストを独自分析。教科ごとの頻出単元や、担当の先生によって変わる出題傾向、対策の進め方まで一覧で確認できます。詳しく見る →









