こんにちは!MySTEPスタッフの石川です。
「うちの子、塾に通っているのになかなか成績が上がらない…」「どうすれば成績アップにつながるの?」そんなお声を、あざみ野・すすき野・たまプラーザ・新百合ヶ丘エリアの保護者の方からよくいただきます。
今回は、たくさんの生徒を見てきた中で見えてきた「成績が上がる生徒の共通点」を、実際の通塾生の様子や日々の指導経験をもとにお伝えします。特別な才能ではなく、誰でも今日からまねできる習慣ばかりです。今まさに勉強に悩んでいる中高生や保護者の方の、ヒントになればうれしいです。

共通点①「学習習慣」が先にある
成績が上がる生徒に最初に共通するのは、「点数を上げたい」という気持ちより前に、毎日勉強する習慣が身についているという点です。「習慣」と聞くと難しそうに感じるかもしれませんが、最初は1日15〜30分でも構いません。大切なのは「毎日続けること」です。
当塾の講師陣がよく口にするのは、「授業の効果は、授業外の時間で決まる」という言葉です。週1〜2回の個別指導の時間だけで成績を上げようとしても限界があります。授業で理解したことを、自宅学習でしっかり定着させる。この繰り返しが、成績アップの最短ルートです。
具体的には、以下のサイクルを意識するよう指導しています。
- 授業当日:授業で習った内容をその日のうちに見返す(10〜15分)
- 翌日:宿題に取り組む(解き直しを必ずセットで行う)
- テスト前:授業ノートと解き直しノートを見返して弱点を再確認する
この流れを習慣にするだけで、定期テストの点数は着実に変わっていきます。あざみ野・すすき野エリアの中学生のテストスケジュールに合わせて、学習リズムを一緒に組み立てることも大切にしています。
Mさんが100点とクラストップを取れたのは、特別な才能ではなく「コツコツ続ける」という学習習慣そのものでした。部活や友達との時間も大切にしながら、毎日少しずつでも机に向かう。この積み重ねが、数Aと化学基礎の100点という形になって表れたのです。まず習慣を整えることが、点数アップの一番の土台になります。
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共通点②「解き直し」を徹底している
成績が上がる生徒の勉強ノートを見ると、ほぼ例外なく「解き直しの跡」があります。間違えた問題に印をつけ、もう一度自分の力で解いてみる。このシンプルな作業を面倒がらずにやっているかどうかが、成績の差になって現れます。
よくある失敗パターンは、「丸付けをして、答えを赤ペンで書いて終わり」というものです。これでは、その場で答えを「見た」だけで、頭には定着していません。次に同じ問題が出ても解けないのです。
当塾でも、生徒によっては宿題の出し方に工夫をしています。「問題を解いてくる」だけでなく、「間違えた問題を解き直してくる」「なぜ間違えたかをひとこと書いてくる」という形で宿題を設定することで、受け身ではない能動的な学習習慣を育てていきます。
このように、最初は自分の答えが合っているかどうかも分からなかった生徒が、「テストの見直し(解き直し)」を続けるうちに、自分の間違いに自分で気づけるようになりました。解き直しは、ただの答え合わせではなく「自分の弱点を見つける作業」です。これを習慣にできた子から、着実に力がついていきます。

共通点③「わからないことをその日のうちに解決する」姿勢がある
成績が伸び悩む生徒に多いのが、「わからないまま放置してしまう」パターンです。特に数学や英語は積み上げ型の教科なので、1つの単元でつまずいたまま次に進むと、どんどん理解が追いつかなくなってしまいます。
一方、成績が上がる生徒は「わからない問題をそのままにしない」という習慣を持っています。授業中に質問する、授業後にスタッフに確認する、家で教科書を読み直す、といった行動を自然にとっています。
2021年度の学習指導要領の改訂以降、中学校の学習内容は全体的に難化・深化しており、特に英語では扱う語彙数が約1.5倍に増え、数学では統計分野の内容が充実するなど、「わからないまま進む」と取り返しがつきにくくなっています。だからこそ、個別指導で一人ひとりのペースに合わせて「その日のわからない」を潰していく指導スタイルが、今の時代に特に有効なのです。
Kさんが理科・社会で20点上げられた背景には、「わからないことをそのままにせず、その場で質問する」という変化がありました。はじめは質問が苦手でも、疑問を自分の言葉にできるようになると、つまずきがその日のうちに解消されていきます。この小さな積み重ねが、20点アップという結果につながりました。

共通点④「目標」と「計画」がセットになっている
「次のテストで80点取りたい」という目標を持つことは大切です。しかし、それだけでは不十分です。成績が上がる生徒は、目標に対して「いつ・何を・どのくらいやるか」という具体的な計画を持っています。
当塾でも、定期テスト前になると「テスト対策スケジュール」を一緒に作成しています。テストまでの日数を逆算し、どの科目をいつまでに仕上げるかを可視化することで、漠然とした不安が「やるべきことリスト」に変わります。この「見える化」が、計画倒れを防ぐ大きな鍵です。
また、計画を立てる習慣は、高校受験・大学受験でも絶大な効果を発揮します。受験勉強は長期戦ですから、日々の小さな積み上げを管理する力が最終的な合否を左右します。中学生のうちからこの習慣を身につけておくことは、将来への大きな投資です。
Aくんは「80点を取る」という明確な目標を持ち、結果が出ない時期も粘り強く取り組み続けました。目標がはっきりしているからこそ、今やるべきことが見え、計画もぶれません。2年生のうちは苦戦しても諦めなかったAくんが、3年生で社会83点を達成できたのは、目標と計画をセットで持っていたからです。

共通点⑤「振り返り」を大切にしている
テストが返ってきたとき、点数だけを見て終わりにしていませんか?成績が上がる生徒は、テスト後の振り返りをとても大切にしています。「なぜこの問題を間違えたのか」「どこで時間を使いすぎたか」「次のテストまでに何を強化すべきか」——この3つを毎回のテスト後に確認するだけで、次への準備が格段に変わります。
当塾でも、テスト後に担当講師と一緒に「テスト分析」を行っています。点数の背景にある「なぜ」を掘り下げることで、次のテストへの具体的な対策が生まれます。この「振り返りの文化」こそ、成績が伸びる子に共通している大きな要因のひとつです。
Eさんは数学が30点上がったとき、「なぜ上がったのか」を振り返り、「塾で予習したから授業が分かった」と自分で言葉にできました。うまくいった理由を自分で説明できる子は、それを次のテストでも再現できます。振り返りは、失敗からだけでなく成功からも学ぶための習慣なのです。

なぜ「習慣」にすると伸びるのか|続ける力と練習の科学
ここまで紹介した5つの共通点に通じているのは、正しいやり方を「習慣」として続けていることです。実は、習慣を身につけることや、効率よく上達することには、心理学で確かめられているコツがあります。「うちの子は続かなくて」という方こそ、知っておくと関わり方が変わるはずです。
① 習慣は「約2か月」で身につく|習慣形成の科学
新しい勉強の習慣が続かないのは、意志が弱いからではありません。習慣が「考えなくても自然にできる」状態になるまでには、そもそも一定の時間がかかることがわかっています。
📊 研究でわかっていること
英・ロンドン大学(UCL)のラリーらの研究(2010年)では、96人が新しい行動を毎日続け、それが「習慣(意識しなくてもできる状態)」になるまでの日数を調べました。その結果、平均で約66日(およそ2か月)かかることがわかりました(人や行動によって18日〜254日と幅があります)。最初のつらい時期を2か月ほど越えれば、勉強は「がんばること」から「歯みがきのように当たり前のこと」へ変わっていきます。
習慣化のコツは、行動を「きっかけ→行動→ごほうび」のセットにすること。「夕食が終わったら(きっかけ)、机に向かう(行動)」のように、すでにある生活の習慣に新しい行動をくっつけると続きやすくなります。共通点①の「学習習慣が先にある」は、まさにこの仕組みを味方につけた状態です。
② 「いつ・どこで・何を」決めると実行できる|計画の科学
「今日から頑張る」「ちゃんと勉強する」——こうした“ぼんやりした決意”では、人はなかなか動けません。心理学では、「もし〜したら、〜する」と前もって具体的に決めておくと実行率が大きく上がることがわかっています。これを実行意図と呼びます。
📊 研究でわかっていること
心理学者ゴルヴィツァーらの研究(94件・延べ8,000人以上をまとめた分析)では、「いつ・どこで・何をするか」を具体的に決める「if-thenプランニング」が、目標の達成率を中〜大の効果で引き上げることが示されています。「テスト勉強をする」より、「夕食後に、自分の部屋で、まず数学の解き直しを15分」のように決めておくほうが、実際に手が動くのです。
共通点④の「目標と計画がセット」も同じこと。目標は「80点を取る」のように具体的にし、それを「いつ・どこで・何を」のレベルまで落とし込むと、計画倒れがぐっと減ります。
③ ただ解くより「弱点を狙って」直す|意図的な練習
同じ1時間でも、できる問題を漫然と解くのと、できなかった所を狙って直すのとでは、伸び方がまるで違います。「一流は、ただ量をこなすのではなく、自分の弱点に絞って練習している」——これは心理学者アンダース・エリクソンが提唱した「意図的な練習(deliberate practice)」という考え方です。共通点②の「解き直しを徹底する」は、まさにこの“弱点を狙った練習”そのものです。丸つけで終わらせず、間違えた問題を自分の弱点として狙い撃ちすることが、最短の上達ルートになります。
5つの共通点は、つきつめれば「正しいやり方を、習慣として、弱点を狙って続ける」こと。どれも才能ではなく、知れば誰でも始められる技術です。なお、解き直しや復習が“記憶”に残るのはなぜかという脳のしくみは、別記事「成績が上がった生徒に共通する勉強法」で研究とあわせて詳しく解説しています。あわせて読むと、「なぜこの習慣が効くのか」がより深く納得できるはずです。

成績が上がる子の共通点を、今日から一つずつ
ここまで紹介した5つの共通点(学習習慣・解き直し・わからないをその日に解決・目標と計画・振り返り)は、特別な才能ではなく、誰でも今日から始められる「習慣」です。
全部を一度にやろうとせず、まずは一つから。「解き直しだけ」「その日のうちに一問だけ」——小さく始めて続けることが、成績を動かす確実な一歩になります。皆さんの取り組みを応援しています。
この記事が、皆さんの勉強の参考になれば嬉しいです。
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