高校の志望校の選び方挑戦校で攻めるか、少し落として「指定校推薦」を狙うか
「ギリギリで上の高校に入る」のと「少しレベルを落として上位をキープし、指定校推薦で大学を狙う」のは、 どちらが正解?——よくある悩みに、考え方の軸と、指定校推薦の仕組み、それぞれの損得を整理しました。 最後はお子さまのタイプで決めるのがいちばんです。
このページについて
志望校選びに唯一の正解はありません。本ページは一般的な考え方の整理です。 指定校推薦の枠(対象大学・人数)は高校・年度ごとに変わり、確実ではありません。 最終的な判断は、お子さま本人・保護者・中学校の先生とよく相談して決めてください。
① 志望校は「偏差値」だけで選ばない見るべき5つの軸
偏差値は大事な目安ですが、それだけで決めると後悔しがちです。次の軸も合わせて考えましょう。
- 進路実績:その高校から、行きたい方向(大学・専門・就職)に進めているか
- 校風・面倒見:自由な校風か、面倒見のよい指導か。お子さまに合うか
- 通学のしやすさ:毎日のことなので、通学時間・乗り換えは想像以上に効く
- 部活・行事:力を入れたいことがあるか
- 入りやすさ(内申・学力検査の比率):自分の強み(内申型/学力検査型)と相性のよい配点か
とくに最後の「配点との相性」は神奈川では重要です(入試の仕組みのページ参照)。 内申が強い子は内申重視校、当日の学力検査が強い子は学力検査重視校が有利になります。
②「上の高校で下位」か「下の高校で上位」か永遠のテーマ
| 挑戦校(上で下位) | 相応・安全校(下で上位) | |
|---|---|---|
| 周りの環境 | レベルが高く刺激的 | 上位をキープしやすい |
| 評定(内申) | 競争が激しく取りにくい | 取りやすい |
| 指定校推薦 | 枠は多いが校内競争も激しい | 上位なら有利に狙える |
| 一般受験 | 環境・実績で有利になりやすい | 自分の頑張り次第 |
| 自己肯定感 | 埋もれると下がることも | 上位で自信を保ちやすい |
どちらにも良し悪しがあります。「環境で伸びるタイプ」か「上位で自信を持って力を出すタイプ」かで向き不向きが変わります。
③ 指定校推薦の仕組みなぜ「上位」が効くのか
指定校推薦は、大学が信頼関係のある特定の高校に「推薦枠」を与える制度です。 その枠を巡って、まず高校内で選考(校内選考)が行われます。
ここがポイント
- 校内選考は評定平均(高1〜高3の1学期ごろまでの成績の平均)が最重視。出席・活動・生活態度も見られます
- 校内選考を通れば、大学の選考はほぼ合格といわれるほど合格率が高い
- ただし「専願」=合格したら必ずその大学へ進学(辞退できません)
- 枠のある大学・学部は高校ごとに決まっており、年度で変わります
- 入学後の頑張りが後輩の枠にも影響します
つまり、高校で上位の評定を取れれば、難関大を含む指定校推薦を狙いやすくなる—— これが「少しレベルを落として上位を取る」戦略が注目される理由です。
④「少し落として指定校を狙う」の損得メリットと注意点
メリット
- 上位をキープしやすく、評定平均が取りやすい
- 指定校推薦で、一般受験では届きにくい大学に進める可能性
- 早く進路が決まり、精神的に落ち着いて高校生活を送れる
注意点(ここを誤解しない)
- 「入れば自動で推薦がもらえる」わけではない。3年間ずっと上位の評定を取り続ける努力が必要
- 行きたい大学の枠があるとは限らない(枠は高校・年度で変動)
- 専願なので途中で気が変わっても辞退できない
- 校内選考は他の上位生との競争。「下の高校なら確実」ではない
- 一般受験で学力を伸ばす機会が減る面もある
戦略として有効ですが、「ラクして上の大学」ではなく「高校で努力し続ける前提」であることを忘れないでください。
⑤ タイプ別・どう選ぶ?お子さまに合うのはどっち
挑戦校(上を目指す)が向くタイプ
周りのレベルが高い環境で燃えるタイプ/一般受験で学力を伸ばしたい/第一志望への思いが強い/コツコツより本番に強い。
相応・安全校+指定校狙いが向くタイプ
日々の提出物・テストをコツコツ積める(評定を取るのが得意)/早めに進路を固めて安心したい/上位でいることで力を発揮できる/行きたい大学に指定校枠がありそう。
どちらが上・下ではなく、性格と学習スタイルの相性です。迷ったら、両方の道を残せる学校選び(一般受験もしやすく、指定校も狙える)も現実的です。
⑥ 併願と安全校の設計「受かる1校」を必ず確保する
神奈川の公立は共通選抜で1校しか受けられません。だからこそ、私立の併願(とくに併願確約・書類選考など)で「確実に進学できる学校」を1つ確保してから、公立に挑戦するのが基本の組み立てです。
- チャレンジ校(少し上)/実力相応校/安全校の3段階で考える
- 私立併願で「ここなら必ず行ける」という安心の1校を先に決める
- 内申・模試の判定を、1回の結果で決めず複数回でならして見る
- 秋以降の内申・模試の伸びも見込んで、最終決定は焦らず
MySTEPでは、内申と模試の状況から挑戦校・相応校・安全校・私立併願の組み立てを一緒に設計しています。
志望校の決め方 よくある質問
少しレベルを落とせば、指定校推薦は確実にもらえますか?
指定校推薦は合格しやすいのですか?
挑戦校と安全校、どちらがよいですか?
公立は1校しか受けられないので不安です。
志望校選びの相談も、
あざみ野・すすき野のMySTEPへ
「今の内申と模試でどこを狙える?」「挑戦校か、指定校狙いか」—— お子さまのタイプと数字の両面から、挑戦校・相応校・安全校・私立併願の組み立てを一緒に考えます。 まずは無料の学習相談へお気軽にどうぞ。