大学受験の仕組み一般選抜・学校推薦型選抜・総合型選抜と、共通テスト
大学入試は、いまや「3つの入り方」があります。 学力で勝負する一般選抜だけでなく、評定や書類・面接で挑む推薦型・総合型も大きく広がりました。 それぞれの違い・スケジュール・よくある誤解まで、これ1ページで全体像をつかめます。
このページについて(必ずお読みください)
大学入試の制度・日程・必要書類は、大学・学部ごと、そして年度ごとに異なります。 本ページは現行制度(2021年度に共通テストが始まり、名称が変わった後)の全体像をやさしくまとめたものです。 出願の前には必ず、志望大学の募集要項と 大学入試センターなどの最新情報をご確認ください。
① 大学入試は「3つの入り方」一般・学校推薦型・総合型
いまの大学入試は、大きく次の3つに分かれます。入学者の割合でみると、一般選抜が約半分、推薦型・総合型で約半分を占めるまでになりました。
| 方式 | 主な選考 | 高校の推薦 |
|---|---|---|
| 一般選抜 | 学力試験(共通テスト・個別試験)中心 | 不要 |
| 学校推薦型選抜 | 評定+推薦書+面接・小論文など | 必要 |
| 総合型選抜 | 志望理由書・面接・小論文などで適性を総合判定 | 不要 |
「学力に自信があるか」「評定や活動・意欲をアピールしたいか」によって、有利な入り方が変わります。 複数の方式を組み合わせて受けることもできます。
② 一般選抜学力で勝負する王道
一般選抜は、学力試験の得点で合否が決まる、もっとも基本的な入試です。 国公立大学は共通テスト+大学ごとの個別試験(2次試験)、私立大学は 大学独自の試験や共通テスト利用方式などがあります。
- 多くの受験生が受ける王道。純粋に学力で挑める
- 国公立は共通テストの比重が大きい。私立は1〜3教科型など多様
- 出願は1月〜、試験は1月下旬〜2月が中心
③ 学校推薦型選抜指定校制と公募制
学校推薦型選抜は、高校の推薦を受けて出願する方式です。 高校での評定平均が重視され、面接・小論文・基礎学力などで選考されます。大きく2種類あります。
指定校制(指定校推薦)
大学が特定の高校に推薦枠を与える方式。校内選考(評定平均が中心)を通れば、合格率は非常に高いのが特徴です。 ただし専願(合格したら必ず進学)で、枠は高校・年度で変わります。 (くわしくは志望校の決め方でも解説)
公募制(公募推薦)
大学が示す出願条件(評定平均など)を満たせば、高校の推薦を得てどの高校からでも出願できる方式。 指定校より枠は広い一方、他校のライバルと競うため合格率は指定校ほど高くありません。
※出願は11月以降が中心。指定校の校内選考は夏〜秋に行われることが多いです。
④ 総合型選抜かつての「AO入試」。意欲と適性で挑む
総合型選抜(旧・AO入試)は、高校の推薦が不要で、自分で出願できる方式です。 志望理由書・活動報告・面接・小論文・プレゼンなどを通じて、 「その大学・学部で学びたい理由」や「学ぶ適性」を総合的に見られます。
- 学力だけでなく意欲・探究・人物を重視。学校推薦型との一番の違いは推薦が不要な点
- 志望理由書や面接の準備(自己分析・調べ)に時間がかかる
- 出願は9月以降が中心と、3方式の中で最も早い
- 近年、共通テストや基礎学力を課す大学も増えています
⑤ 大学入学共通テスト多くの受験生が受ける全国共通の試験
大学入学共通テストは、毎年1月中旬に全国一斉で行われるマークシート中心の試験です(2021年度にセンター試験から移行)。 国公立の一般選抜ではほぼ必須で、私立でも共通テスト利用方式として活用されます。
- 国語・数学・英語・理科・社会などから、志望大学の指定科目を受験
- 新しい学習指導要領に合わせ、「情報」など出題教科・内容の見直しが進んでいます
- 推薦型・総合型でも、共通テストの結果を使う大学が増えています
※出題教科・科目は年度・大学で変わります。最新は大学入試センターと志望大学でご確認ください。
⑥ おおまかな年間スケジュール早い方式は高3の夏から動く
| 時期 | 主な動き |
|---|---|
| 高3 夏(〜9月) | 総合型選抜の出願スタート。指定校の校内選考も |
| 11月〜 | 学校推薦型選抜(公募・指定校)の出願・選考 |
| 1月中旬 | 大学入学共通テスト |
| 1月下旬〜2月 | 私立の一般選抜・国公立の出願 |
| 2月〜3月 | 国公立の個別試験(前期・後期)、合格発表 |
総合型・推薦型は一般選抜よりずっと早く動き出します。狙う場合は、高1・高2からの評定づくりと準備が効いてきます。
⑦ 推薦・総合型の「よくある誤解」知っておくと選択肢が広がる
誤解①「推薦はラクして受かる」
そんなことはありません。評定平均を取り続ける努力、志望理由書や面接・小論文の準備が必要です。 むしろ高1からの積み重ねがものを言います。
誤解②「指定校推薦は成績が低い子向け」
逆です。指定校は校内で上位の評定が必要で、人気の枠は競争になります。 日々の授業・提出物・定期テストを大切にしてきた生徒が有利です。
誤解③「総合型はキラキラした実績がないと無理」
派手な実績そのものより、「なぜその学問を学びたいか」「高校で何を考え取り組んだか」を自分の言葉で語れるかが大切です。 特別な肩書きがなくても、自分の興味を深めてきた過程を言語化できれば十分に戦えます。
どの方式が向くかは、お子さまの強み(学力型か、評定・意欲型か)で変わります。 早めに知っておくと、高校3年間の動き方が変わります。
大学受験の仕組み よくある質問
一般選抜・学校推薦型・総合型は何が違いますか?
指定校推薦と公募推薦の違いは?
総合型選抜はいつから準備すればよいですか?
共通テストは必ず受けないといけませんか?
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