高校生が使える奨学金「給付(返さなくてよい)」と「貸与(返す)」の違いから
高校生のための奨学金・支援には、いくつもの制度があり、名前が似ていて混乱しがちです。 「授業料の無償化(就学支援金)」とは別に、授業料以外の費用を助ける給付金や、 お金を借りる奨学金もあります。返済の有無や対象を、わかりやすく整理します。
このページについて(必ずお読みください)
奨学金・給付金の金額や対象は、年度・世帯の所得によって変わります。 本ページは公表情報をもとにした概要で、金額は目安です。神奈川県の高校生等奨学給付金は 令和8年度(2026年度)の制度内容が検討中とされている項目もあります。 申し込みの前に必ず、神奈川県の就学支援制度や学校の最新案内でご確認ください。
① まず整理:似て非なる「3つの制度」混同しやすいので最初に
| 制度 | 何に使える | 返済 |
|---|---|---|
| 就学支援金 | 授業料(高校無償化の本体) | 不要 |
| 奨学給付金 | 授業料以外(教材・通学費・修学旅行など) | 不要(給付) |
| 奨学金(貸与) | 教育費全般 | 必要(あとで返す) |
「就学支援金」は授業料の無償化そのもの(学費と補助金のページで解説)。 ここでは、それ以外の「奨学給付金(返さなくてよい)」と「奨学金(返す)」を見ていきます。
② 高校生等奨学給付金返さなくてよい・授業料以外を助ける
高校生等奨学給付金は、返済不要の給付金で、教科書代・教材費・通学費・修学旅行費など 授業料以外の教育費に充てるためのものです。各都道府県(神奈川県)が実施します。
対象になる世帯
- 生活保護を受けている世帯
- 住民税所得割が非課税の世帯
- 2026年度(令和8年度)から、年収約490万円までの課税世帯にも対象が拡大(支給額は段階的)
- 家計が急変した世帯も対象になる場合があります
金額は世帯区分・国公立か私立かで決まり、非課税世帯では年額でおおむね十数万円程度が目安です (私立はやや高め)。正確な金額・要件は年度で変わるため、神奈川県の最新案内でご確認ください。 申請は学校を通じて行うのが基本です。
※神奈川県の令和8年度の給付額は検討中とされています。確定情報は県の公式ページで更新されます。
③ 神奈川県高等学校奨学金借りて、あとで返すタイプ
神奈川県高等学校奨学金は、神奈川県の貸付(貸与)制度です。 高校在学中に奨学金を借り、卒業後に返していきます。
制度のポイント
- 令和7年度から年収要件が撤廃され、これまで所得で対象外だった人も申し込めるようになりました
- 返還は卒業の6か月後から、貸付期間の4倍以内の期間で行います
- 大学等へ進学した場合などは、申請により返還の猶予が可能
- 一定の条件を満たすと返還が免除になることもあります
- 中学生のうちに申し込む「予約採用」もあります
貸与は便利ですが「あとで返すお金」です。借りる総額と返済の見通しを、保護者の方と一緒に確認しておきましょう。
④ 民間・その他の奨学金財団・市町村・学校独自
公的な制度のほかにも、高校生が使える奨学金があります。給付(返済不要)のものも多く、要件が合えば心強い味方です。
- あしなが育英会:保護者が病気・災害・自死などで亡くなったり、重い後遺障害がある家庭の高校生を支援
- 交通遺児育英会:交通事故などで保護者を亡くした家庭の高校生を支援
- 市区町村の奨学金:お住まいの自治体が独自に行う奨学金・入学準備金など
- 学校独自の特待生・奨学金制度:成績優秀者などの授業料減免(とくに私立)
- 民間財団・企業の奨学金(募集時期が限られるものが多い)
民間奨学金は募集時期・対象がそれぞれ違うので、早めに情報を集めるのがコツです。 志望する私立高校がある場合は、その学校の特待・奨学制度も必ずチェックしましょう。
⑤ 「給付」と「貸与」、ここに注意申し込み前のチェックポイント
- 給付=返さなくてよい/貸与=返す。まずどちらかを必ず確認
- 多くは申請しないと受けられません(自動ではありません)。学校からの案内を見逃さない
- 募集・申請の時期が決まっています。入学前の「予約採用」や年度初めの申請を逃さない
- 就学支援金・奨学給付金・奨学金は目的が違えば併用できる場合があります
- 世帯の所得や家族構成で対象・金額が変わるため、必ず最新の公式情報で確認
高校生の奨学金 よくある質問
奨学給付金は返さなくてよいのですか?
就学支援金(無償化)と奨学給付金は両方もらえますか?
神奈川県高等学校奨学金は誰でも借りられますか?
奨学金は申請しなくても自動でもらえますか?
進路もお金も、まとめて相談できる塾
あざみ野・すすき野のMySTEPへ
「うちはどの支援が使える?」「公立と私立、費用と進路をどう考える?」—— 学費・奨学金の見通しと志望校選びはセットで考えると安心です。まずは無料の学習相談へお気軽にどうぞ。