こんにちは!MySTEPスタッフの石川です。
「定期テストの勉強を頑張っているのに、なかなか点数が上がらない」「どこを重点的に対策すればいいのかわからない」——そんなお悩みを抱えるご家庭は、あざみ野・すすき野・たまプラーザ・新百合ヶ丘エリアにもたくさんいらっしゃいます。
実は、定期テスト対策において見落とされがちな重要なポイントがあります。それは「誰が作ったテストなのかを意識して対策する」ということです。学校のテストは、担当の先生が作成します。つまり、先生ごとに出題の癖・傾向・好みがあるのです。
MySTEP すすき野校では、この「先生別の出題傾向」を独自に分析し、データとして蓄積する取り組みを行っています。今回は、その仕組みと実際のデータをご紹介します。

なぜ「先生ごとの傾向分析」が必要なのか
定期テストは、各学校の担当教員が問題を作成します。同じ学校・同じ学年でも、担当する先生が違えば出題の内容や形式が大きく変わることがあります。
たとえば、「計算問題をとにかく多く出す先生」「記述・思考問題を好む先生」「語彙や暗記をしっかり問う先生」など、先生によって重視する力は様々です。この違いを把握せずに「ただ教科書を読み返す」「問題集を一通り解く」といった対策では、せっかくの勉強時間がテストで活かされないことがあります。
MySTEPでは、過去の定期テストを科目別・学校別・先生別に分類・分析し、「どの先生がどんな問題を出すか」を数回分のデータをもとに把握しています。この情報を授業に活かすことで、限られた時間で最大限の効果を出すことができます。

実際のデータで見る「先生別傾向」の違い
ここからは、MySTEPが独自に収集・分析した実際のデータをご紹介します。同じ学校・同じ科目でも、担当する先生によって出題パターンが大きく異なることがよくわかります。
すすき野中学校 数学:A先生とK先生の傾向の違い
MySTEPが12回分のテストデータを分析したすすき野中学校の数学では、担当先生によって明確な傾向の違いが見られます。
A先生の担当テストでは、「正負の数の加法・減法」「数の分類と絶対値」「数学用語・法則の理解」といった基礎概念の正確な理解を問う問題が繰り返し出題されています。単純な計算力だけでなく、「この数は素数か?」「絶対値とは何か?」という概念理解まで求められる傾向があります。
一方、K先生の担当テストでは、「連立方程式」「式の計算」「確率」が頻出分野として確認されています。特に確率は複数回にわたって出題されており、解法のパターンをしっかり身につけておく必要があります。

【実際の出題例】2024年度 すすき野中学校 前期中間テスト(数学・1年生)
実際に2024年度すすき野中学校の前期中間テストでは、大問3(1)として「20から40までの整数の中から素数をすべて答えなさい」という問題が出題されました。素数とは「1とその数自身以外に約数を持たない自然数」のことですが、この問題では定義を正しく理解したうえで、23・29・31・37といった素数を地道に一つひとつ確認していく作業が必要です。単なる公式の暗記では対応できず、「なぜその数が素数なのか」を説明できるレベルまで理解を深めることが求められます。

あざみ野中学校 英語:先生によって問われる力がまったく異なる
あざみ野中学校の英語(12回分析)でも、担当先生ごとに出題傾向に明確な違いがあります。
O先生の担当テストでは、「リスニング」「アルファベットの順序(大文字・小文字)」「基本英単語の意味」が頻出です。英語を学び始めたばかりの段階での基礎の定着を重視した出題傾向が見られます。
Y先生の担当テストでは、「リスニング」に加えて「語彙・単語」「定型表現・熟語」が繰り返し出題されています。単語の意味だけでなく、イディオムや決まり文句まで幅広く対策する必要があります。
I先生の場合は、「リスニング(場面把握)」「英文の論理的順序理解」など、内容を理解して整理する思考力が問われる問題が特徴的です。2021年の学習指導要領改訂以降、英語教育では語彙数の増加(約1,200語→1,600〜1,800語)とともに読解・思考力を重視した問題が増えていますが、I先生のテストはまさにその流れを反映しています。

【実際の出題例】2024年度 あざみ野中学校 前期中間テスト(英語・1年生)
O先生担当の2024年度あざみ野中学校1年生のテストでは、大問1(1)として「放送で読まれるアルファベットを小文字で書く」というリスニング問題が出題されました。たとえば「B」と聞こえたとき、大文字と混同せずに正確に「b」と書けるかが問われます。一見簡単に思えますが、「a」と「q」、「p」と「b」「d」など形が似ているアルファベットを正確に書き分けるには、繰り返しの練習が欠かせません。対策としては、ただ形を覚えるだけでなく、音を聞きながら書く練習を積むことが有効です。
王禅寺中央中学校 理科:思考・記述問題が多いS先生の特徴
王禅寺中央中学校の理科(11回分析)では、3名の先生の傾向が明確に異なります。
F先生は「光の反射・屈折」「水溶液・気体の性質」「てこ・力のつり合い」を中心に出題する傾向があります。Y先生は「酸化と還元」「化学反応式」「物質の性質と化学式」といった化学分野が多く、化学式の正確な記述が求められます。
S先生の担当テストでは「力学(慣性・力のつり合い・作用反作用)」「物体にはたらく力の分析」に加え、思考・記述問題の出題が特徴的です。答えを選ぶだけでなく、「なぜそうなるのか」を文章で説明する力が問われます。2021年の学習指導要領改訂以降、理科でも記述・論述問題が増加していますが、S先生のテストはその傾向を強く反映しています。

【実際の出題例】2024年度 王禅寺中央中学校 前期中間テスト(理科)
F先生担当の理科テストでは、「直方体ガラスに光を当てたときの入射角・屈折角の大小関係について、空気→ガラス面とガラス→空気面の両方について正しい組み合わせを選びなさい」という問題が出題されました(問12)。空気からガラスに光が入るとき屈折角は入射角より小さくなり、ガラスから空気に出るときはその逆になります。この2方向の違いを整理して理解していないと、組み合わせ問題で迷ってしまいます。図を書きながら光の進む方向を確認する練習が対策として有効です。

保護者・生徒の皆さんへ:「傾向を知る」ことの大切さ
「同じ教科書を使っているのに、うちの子の担当の先生は決まったタイプの問題ばかり出す」という経験はありませんか?それは偶然ではなく、先生の専門性・指導方針・重視するポイントが出題に反映されているからです。
この「先生の癖」を事前に知っているかどうかで、同じ勉強時間でも成果に大きな差が生まれます。闇雲に全範囲を勉強するより、「この先生は記述問題をよく出す」「この先生は語彙と熟語を重視する」といった情報を持って対策する方が、はるかに効率的です。
この「先生の癖」を知ったうえで対策するだけで、同じ勉強時間でも成果は大きく変わります。ご家庭でも、過去のテストを見比べて「どんな問題が多いか」を一緒に確認してみてください。
すすき野中・あざみ野中の定期テストで点数を上げるために「誰が作ったテストか」を意識しよう
定期テスト対策で結果が出にくいときは、勉強量よりも「方向性」を見直すことが先決です。担当の先生によって出題の癖や重視する力は異なるため、過去テストを振り返り「この先生は計算重視か、記述重視か」「語彙・暗記の比重はどのくらいか」を自分なりに分析してから対策を組み立てると、勉強時間をより効率よく点数に結びつけられます。
具体的には、手元にある過去の定期テストを科目・先生ごとに分類し、問題の種類と配点のバランスをメモしておくだけでも傾向は見えてきます。次のテストからその傾向に合わせて演習の比重を変えてみてください。
担当先生の出題傾向を把握し、自分に合った対策を積み重ねていくことが、定期テストで結果を出すための近道です。今回紹介した分析の考え方をぜひ皆さん自身の勉強に活かしてみてください。応援しています。
この記事が、皆さんの学習の参考になれば嬉しいです。
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