河合塾2026年第3回全統記述模試・高3英語|文法と長文・英作文の解き直し方

こんにちは!MySTEPスタッフの石川です。

河合塾2026年度第3回全統記述模試・高3英語の出題例を使い、文法・語法の選択と長文の説明をどう読み取るかを整理します。文法・長文の3題には必要な英文と解説を載せ、問題冊子が手元になくても考えられる形にしました。大問3の空所補充と誤り指摘、大問4の結核対策の数字、大問5の時間の感じ方の実験、大問6の防犯カメラについての英作文を確認し、最後に単語帳との独自照合結果を示します。

河合塾2026年第3回全統記述模試・高3英語|文法と長文・英作文の解き直し方。実問題の復習ポイントと語彙の独自集計を約3分で解説します。

2026年度第3回全統記述模試・英語の復習ポイント

第3回の長文では、専門用語の意味を知っているか以上に、その直後にある説明や実験結果を使えるかが問われます。大問4は結核対策を担った研究者の働き、大問5は視覚情報と時間の感じ方の関係を述べた文章です。

問題 確認する力 復習の入口
大問2・選択問題 前後の説明と空所の論理をつなぐ 気球による観測の利点と制約
大問3・文法語法 前置詞、倒置、受け身、主語と動詞の一致を見抜く Aの問3・4・8、Bの問1
大問4・長文 定義と数字の流れを読み取る 問4
大問5・長文 研究結果と推測を区別する 問1
大問6・英作文 二面性を指定語数で表す Cの防犯カメラ
河合塾2026年度第3回全統記述模試・高3英語:復習の4つの観点
復習の4つの観点

第3回全統記述模試の文法・語法:4問を解き直す

大問3はAの空所補充8問とBの誤り指摘2問で計20点です。第3回は、知っている語でも後ろに必要な前置詞や、文の主語を取り違えると選択を誤ります。問題冊子6~7ページから4問を選び、判断の順序を確認します。

大問3・A問3:replyの後ろと時を表す節

出題内容の要旨(MySTEP)

問題冊子6ページ。仕事のメールに返信してから昼食に出る文。

空所の後ろにはthis business emailという返信の相手となるものがあります。replyはここでreply to …の形を取るので、選ぶのはreply toです。また、未来のことでもafterが導く時の節では現在形を使います。will replyやwill have replied toを入れる前に、節の役割と後ろの名詞を確認してください。

復習のしかた:reply to an emailを一まとまりで覚え、別の名詞を入れて一文作ります。時を表すafterやwhenの節に未来の意味があっても、動詞の形がどうなるか一緒に確かめましょう。

大問3・A問4:場所が先に出た文の主語を探す

出題内容の要旨(MySTEP)

問題冊子6ページ。机の上、教科書の下に手紙があったという文。

文頭のOn the desk under the textbookは場所を示し、その後に動詞と主語a letterが続きます。「手紙が横たわっていた」という意味のlieの過去形はlayです。laidは「何かを置く」layの過去形で目的語が必要なため、この文には合いません。最初に主語が見えないからといって、単語の形だけで選ばないことが大切です。

復習のしかた:場所を示す部分をいったん外し、「手紙があった」という主語と動詞の関係を確認します。lie–lay–lainとlay–laid–laidは意味と目的語の有無をセットで整理してください。

第3回全統記述模試の文法出題例:動詞の後の形を選ぶ(大問3・A問8)

実際の出題から考える

原問は空所補充の4択です。ここでは原問にある二つの候補で、動作をする側と受ける側を比べます。

The cyclist narrowly escaped ( ) by the truck speeding toward him.

出典:河合塾「2026年度 第3回全統記述模試」英語・大問3・A問8(問題冊子6ページ)。

自転車の人とトラックの関係に注目して、空所に入る形を選んでください。

  • hitting
  • being hit
解答・解説を開く

解答例(MySTEP):being hit

判断の根拠と復習のしかた

escapeの後には動名詞が続きます。さらに自転車の人は「ぶつける側」ではなく「ぶつけられる側」なので、being hitが必要です。hittingは主語が何かにぶつける意味になり、to be hitはこの動詞の後ろの形に合いません。形と意味の両方を通して初めて答えが決まります。

復習のしかた:空所の前の動詞が後ろにどの形を取るかを決め、次に主語が動作をする側か受ける側かを判断します。この二段階をほかの動名詞の問題でも繰り返してください。

間違えやすい考え方:escape の後が動名詞になることだけで hitting を選ぶと、ぶつける側とぶつけられる側を逆にしてしまいます。by the truck も受け身を判断する手掛かりです。

第3回全統記述模試の文法出題例:長い文の主語を探す(大問3・B問1)

実際の出題から考える

原問は下線部から誤りを一つ選ぶ形式です。以下は誤りを含む原文の冒頭部分で、後半を省略しています。ここでは主節の動詞に注目します。

The girl whose bicycle was stolen yesterday while she was shopping with her friends are very upset about it …

出典:河合塾「2026年度 第3回全統記述模試」英語・大問3・B問1(問題冊子7ページ)。

are very upset の are は、文全体の主語と合っているでしょうか。直すなら、どの形にしますか。

解答・解説を開く

解答例(MySTEP):are を is に直す。文全体の主語は単数の The girl。

判断の根拠と復習のしかた

関係詞whoseから買い物中の説明までが挟まっていますが、文全体の主語は単数のThe girlです。そのため主節のare very upsetは主語と一致せず、is very upsetに直します。途中のher friendsは関係詞節の中にあり、主節の動詞を複数形にする根拠にはなりません。

復習のしかた:長い英文で動詞を選ぶ前に、関係詞節などの挿入部分を括弧に入れ、主節の主語と動詞だけを残します。主語の単数・複数を確かめてから、挿入部分を戻して読みましょう。

間違えやすい考え方:are の直前にある her friends は while の節に含まれ、主節の主語ではありません。近くの複数名詞だけを見て動詞を決めないことが大切です。

河合塾2026年度第3回全統記述模試・高3英語:文法:replyの語法と倒置文の主語
文法:replyの語法と倒置文の主語
河合塾2026年度第3回全統記述模試・高3英語:文法:受け身と主語・動詞の一致
文法:受け身と主語・動詞の一致

第3回英語の実問題を解説:結核対策の数字を読む

第3回全統記述模試の長文出題例:専門語を説明する(大問4・問4)

実際の出題から考える

原問は、本文中の R0 が何を表すかを約20字の日本語で説明する問題です。R0 の直後には、次の説明が置かれています。

the average number of people one infected person will infect

出典:河合塾「2026年度 第3回全統記述模試」英語・大問4・問4(問題冊子9〜10ページ)。原記事:The MIT Press Reader掲載記事。

この英文の average と one infected person に注目し、R0 の意味を約20字で説明してみてください。

解答・解説を開く

解答例(MySTEP):感染者一人が平均して何人に感染させるか。

判断の根拠と復習のしかた

本文はR0のすぐ後に「感染者一人が平均して何人に感染させるか」という定義を置いています。ここで専門用語を暗記していなくても、同格の説明を拾えば設問に答えられます。続く例は、結核患者一人から平均15人が感染し、その10%に発症が見られ、さらにその半分が感染を広げやすいという流れです。15 × 0.1 × 0.5 = 0.75となり、数字は説明の筋道を確かめる助けになります。

答案の確かめ方:R0の直後に置かれた定義を、自分の言葉で短く言えているか確認します。数値0.75だけを書いていたら、問われたのは「何を表すか」だったことに戻ってください。

次の長文演習で使う方法:専門語や記号が出たら、直後の言い換えや例を囲み、設問が「定義」「計算結果」「筆者の評価」のどれを尋ねているかを先に決めます。今回は定義を尋ねる問なので、計算ができてもそれだけでは答案になりません。

間違えやすい考え方:近くに出てくる 0.75 という計算結果だけでは、「何を表すか」という問いに答えていません。定義を尋ねる設問では、数字より先に記号の言い換えを探します。

河合塾2026年度第3回全統記述模試・高3英語:長文読解:結核対策とR0の定義
長文読解:結核対策とR0の定義

第3回英語の実問題を解説:時間の感じ方と画像の実験

大問5・問1:物理的な時間と「長く感じる時間」を混ぜない

出題内容の要旨(MySTEP)

問題冊子12~14ページ。下線部(1)で研究者が見つけた関係を、約40字の日本語で説明する設問。

本文の冒頭は、脳が画像をどう処理するかと、経過したと感じる時間の関係を示します。直後に「記憶に残りやすい画像ほど、長く見ていたと感じた」と具体化されています。後半の実験でも、実際に見せた時間と参加者が感じた時間を分けて扱っています。したがって答えを作るときは、画像の記憶されやすさと主観的な時間の長さの関係を書くのが中心です。

答案の確かめ方:「画像を長時間見せた」と書いていないかを確認します。実験では提示時間を決めたうえで、どう感じたかを調べています。研究結果と、本文末尾の生活への提案も区別してください。

次の長文演習で使う方法:実験を説明する文章では、「実際に操作した条件」「参加者が報告したこと」「研究者の推測」を三つに分けて余白に書きます。設問の下線部がどれに当たるか分かれば、本文にない因果関係を答案へ足しにくくなります。

河合塾2026年度第3回全統記述模試・高3英語:長文読解:物理的な時間と主観的な時間
長文読解:物理的な時間と主観的な時間

第3回全統記述模試の英作文:賛否を一つずつ具体化する

大問6・Cは、防犯カメラのメリットとデメリットを合わせて約50語で述べる問題です。最初に利点を一つ、次に欠点を一つ決め、それぞれを短い理由で支えます。たとえば犯罪の抑止に役立つ可能性と、プライバシーへの懸念を対にできます。設問が求めるのは両面なので、どちらか一方だけで語数を埋めないことが大切です。

書き直しの順序:内容を二列にメモし、英文にしてから各文の主語と動詞を確かめ、最後に語数を数えます。賛成か反対かを無理に結論づけるより、指定された二面性を明瞭に書けたかを優先してください。

練習では、利点と欠点を各一文にし、それぞれに短い理由を添えます。見直しは「二つの面を両方書いたか」「理由が主張につながるか」「主語と動詞がそろっているか」「指定語数を満たすか」の順に行うと、単なる思いつきの羅列を避けられます。

河合塾2026年度第3回全統記述模試・高3英語:英作文:防犯カメラの利点と欠点
英作文:防犯カメラの利点と欠点

第3回全統記述模試の英語は、単語帳でどこまで対応していたか

MySTEPの独自照合では、第3回の印刷された英文・設問・選択肢などに出た英語は延べ2,261語です。中学英単語・熟語が1,842語(81.5%)、固有名詞など見れば分かる語を合わせると1,898語(83.9%)でした。それ以外の語を単語帳「英単語ターゲット1200→1400→1900」の順に調べると、この3冊で新たに確認できた語は延べ187回(8.3%)出ていました。これらは語の延べ出現数で、読解率や得点率を表しません。

照合した教材の見出しにない語は115回の出現で、そのうちtuberculosisは19回、participantsは12回でした。同じ話題で語が繰り返されるため、延べ回数だけで学ぶべき単語の数は決められません。前者には問題冊子で「結核」の注があり、後者も実験の参加者という役割を文脈で追えます。語を見た回数と、設問で必要な理解は分けて考えましょう。

教材別の9分類と数え方を見る

中学英単語・熟語と固有名詞などを先に分け、その後は単語帳を表の上から順に調べました。同じ語は最初に見つかった行にだけ数えます。例えば「ターゲット1400」の行は、中学語彙とターゲット1200にはなく、1400に載っている語です。

最初に見つかった分類・教材 延べ出現数 割合
固有名詞・見れば分かる語 56 2.5%
中学英単語・熟語 1,842 81.5%
ターゲット1200 77 3.4%
ターゲット1400 78 3.4%
ターゲット1900 32 1.4%
英熟語1000 16 0.7%
パス単準1級・旧 30 1.3%
パス単準1級・新 15 0.7%
照合した教材の見出しにない語 115 5.1%

同じ語が複数回出れば、その回数を数えます。対象は印刷された英文・設問・選択肢・英語注記で、リスニング音声、解答例、手書き、日本語は含みません。表の数字は、各単語帳を1冊だけ使った場合の掲載率ではありません。

河合塾2026年度第3回全統記述模試・高3英語:語彙の延べ出現数と単語帳の照合結果
語彙の延べ出現数と単語帳の照合結果

2026年度第3回全統記述模試・英語の復習を次に生かす

文法・語法は、誤答を「動詞と前置詞」「倒置と主語」「動名詞と受け身」「主語と動詞の一致」に分け、正解の理由を一文で説明できるまで解き直します。大問4では専門語の直後にある定義を探し、大問5では研究で観察したことと、そこから考えられることを分けてください。英作文は利点と欠点を一つずつ、理由を添えて書き直します。単語帳は、根拠文の意味を妨げた語から確認し、注がある専門語や繰り返し出る語だけで復習全体を決めないことが大切です。

関連記事:2026年度第2回全統記述模試・高3英語の文法・長文・英作文の復習法。別の長文やグラフ英作文でも、根拠を確かめる練習ができます。

河合塾2026年度第3回全統記述模試・高3英語:次の演習で確かめる4項目
次の演習で確かめる4項目
✍ この記事を書いた人|石川(MySTEPスタッフ)

指導実績10年|資格:教員免許

【指導科目】小学生:英語・算数・国語・理科・社会/中学生:英語・数学・国語・理科・社会/高校生:英語・数学(ⅠA/ⅡB/ⅢC)・国語(現代文/古典/漢文)・理科(物理・化学・生物)

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