高専という選択肢|あざみ野・すすき野から通える高等専門学校

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高専という選択肢あざみ野・すすき野から通える高等専門学校ガイド|中で何をする?進学先・就職先・なれる職業まで

「高専って名前は聞くけど、実際どんなところ?」——高専(高等専門学校)は、15歳からエンジニアを育てる5年制の学校です。 1年生から本物の実験・ものづくりに取り組み、全国大会(ロボコン等)で腕を競い、卒業後はほぼ100%が就職、 あるいは国立大学へ編入——普通科高校とはまったく違う、もう一つの進路。あざみ野・すすき野から通える高専を、 「中で何をするのか」「その先どんな道が開けるのか」まで、中立な視点でまるごと紹介します。

このページについて

高専は「どんな子にも向く選択肢」ではなく、向き・不向きがはっきりした進路です。本ページは中立な情報整理です。 記載の通学時間は推定・偏差値は模試などの目安進学先・就職先は過去の実例で、 学科・入試方式・入学料・都外在住の推薦可否などは年度で変わります。 出願前に必ず各校の公式サイト・募集要項でご確認ください

Basic

① 高専(高等専門学校)とは?15歳から入れる5年制のエンジニア養成校

高等専門学校(高専)は、中学卒業(15歳)から入学できる5年制の高等教育機関です。工学・技術系を中心に、 一般教養と専門科目を5年かけて一貫して学びます。最大の特色は、入学直後から実験・実習・ものづくりに本格的に取り組めること。 高校の3年間より2年長く、内容も大学の工学部に近いレベルまで踏み込みます。「将来エンジニアになりたい」という意欲のある生徒が、 早くから専門を深く掘り下げられる環境です。

本科5年を修了すると「準学士」の称号が得られます。卒業後の主な進路は「就職」と「大学編入」の2つ(詳しくは⑥卒業後の進路)。 さらに各校の専攻科(2年制)に進み審査を通れば「学士(工学など)」を取得でき、大学4年卒と同等の資格になります。

Inside

② 高専の中では何をしているの?教科書だけじゃない、「つくる」学び

普通科高校が黒板とノート中心なのに対し、高専は手を動かして「つくる」学びが主役です。「高専って、そんなこともするんだ!」という世界をのぞいてみましょう。

1年生から、実験・実習・ものづくり

入学してすぐ、工作機械や電子回路、プログラミング、CADなどに触れます。座学で学んだ理論をすぐ自分の手で試す——この繰り返しで、 「わかる」だけでなく「できる」技術者に育っていきます。学年が上がると卒業研究で自分のテーマに取り組み、 企業との共同研究や長期インターンシップを経験できる学校もあります。

全国大会で腕を競う——高専生の花形イベント

  • 高専ロボコン:毎年変わる競技課題に向けて、アイデアを絞ってロボットを製作し全国で競う大会。テレビ放送もある高専の代名詞。設計する人・電気制御が得意な人・操縦がうまい人・チームをまとめる人が力を合わせ、納期に間に合わせる“プロジェクト”そのものです
  • 高専プロコン(プログラミングコンテスト):情報・ITのアイデアと技術力を競う全国大会。アプリやシステムを企画から形にします
  • 高専デザコン(デザインコンペ):ものづくりや生活環境のデザイン力を競う大会
  • ほかにも英語プレゼンコンテスト・ディープラーニングコンテストなど、活躍の場は多彩

こうした活動を通じて、チームでものを完成させる力・課題を解決する力・スケジュールを管理する力が自然と身につきます。 これは大学生や社会人が学ぶ内容を、15〜20歳の5年間で先取りしているようなものです。

Compare

③ 普通科高校との根本的な違い「いつ進路を決めるか」が最大の差

普通科高校は、入学後に文理選択をして高3で大学受験に臨むのが一般的。高専は中学卒業時点で「工学系エンジニアを目指す」進路をある程度決める必要があります。早見表で違いを整理します。

普通科高校高専
年数3年5年一貫
学ぶ内容一般教科中心/高2で文理選択1年から専門(工学等)+一般教養
学び方座学・受験勉強が中心実験・実習・ものづくりが中心
主な進路大学受験就職(ほぼ100%)・大学編入(3年次)
進路変更文理変更しやすい工学系にほぼ確定・変更しにくい
入試5教科中心数学重視・面接/作文がある学校も
取得資格高卒準学士(+専攻科で学士)

「高2まで普通科で様子を見てから決めたい」子には不向き。逆にものづくり・プログラミングへの興味がすでにはっきりしている子には、早期から専門教育を受けられる理想的な環境です。

Schools

④ あざみ野・すすき野から通える高専はどこ?通学圏の3校+参考1校(カリキュラム・進路つき)

横浜市青葉区(あざみ野・すすき野・たまプラーザ)から現実的に通えるエリアの高専を、学科・進学先・就職先の実例つきでまとめました。所要時間は推定・進路は過去の実例です。経路は乗換案内、最新の進路は各校公式でご確認ください。

東京都立産業技術高等専門学校(都立産技高専)|◎ 最も現実的

  • 区分・場所:公立(東京都立)。品川キャンパス(最寄:品川シーサイド駅)と荒川キャンパス(最寄:南千住駅)の2拠点
  • 通学(推定):あざみ野→品川キャンパス 約1時間〜1時間15分。荒川はさらに遠く要検討
  • 学ぶこと(学科):ものづくり工学科。1年は共通、2年次から複数コースに分岐(品川=機械システム・AIスマート・電気電子・情報システム 等/荒川=情報通信・ロボット・航空宇宙・医療福祉 等)。ロボット・航空宇宙・医療福祉といった特色コースが魅力
  • 進学先の例:東京都立大・東京農工大・電気通信大・豊橋技術科学大・筑波大・東京理科大 など(令和3年度進学者の例)
  • 就職:就職希望者の求人倍率は一人あたり約10社、不況下でもほぼ100%の内定率(学校公表)
  • 入試:推薦選抜(調査書・面接・作文)と学力選抜(国語・数学・英語)。学力選抜は都外からも受験可
  • 要注意神奈川など都外在住は推薦選抜が使えない可能性あり(公式明言は未確認・要問い合わせ)。入学料は都内42,300円/都外84,600円と約2倍差(公式)
  • 偏差値の目安:60前後

サレジオ工業高等専門学校(サレジオ高専)|○ 情報・IT志望向けの私立

  • 区分・場所:私立(工業系ミッションスクール)。東京都町田市小山ヶ丘。最寄:京王相模原線・多摩境駅(徒歩約12分)
  • 通学(推定):あざみ野→約1時間強
  • 学ぶこと(学科):2025年度より情報工学科のみに再編(旧デザイン・電気・機械電子は募集停止)。プログラミング・AI・デジタル分野に特化。機械・電気系志望は注意
  • 進路の実例:2024年度は本科卒業生への求人197社・求人倍率13.87倍と非常に高水準。進学先の例は電気通信大・豊橋技科大・長岡技科大・早稲田大・東京電機大・専攻科 など。就職はIT・情報系を中心に多数
  • 特徴:私立のため都県による受験制限は基本なしで神奈川から受けやすい。専攻科修了で学士(工学)も
  • 偏差値の目安:51前後

東京工業高等専門学校(東京高専)|△ 国立で実績安定・通学距離に注意

  • 区分・場所:国立。東京都八王子市椚田町(JR西八王子駅からバス等)
  • 通学(推定):あざみ野→約1時間半前後とやや遠い。毎日通学は要検討・寮利用という選択肢も
  • 学ぶこと(学科):機械・電気・電子・情報・物質の5学科
  • 進学先の例:東京農工大・豊橋技科大・長岡技科大・電気通信大・千葉大・東京科学大(旧・東京工業大)・東京大 など。2025年度は東京農工大13人・豊橋技科大8人・長岡技科大6人が進学
  • 就職先の例:トヨタ自動車・本田技研工業・JR東日本・東京電力・中部電力・東京エレクトロン・IHIインフラ建設・アズビル など(学科・年度による)
  • 入試:推薦(調査書・面接)と学力(国語・数学・理科・英語の4教科、数学2倍配点)。国立高専のため全国から出願可
  • 偏差値の目安:62前後

木更津工業高等専門学校(木更津高専)|参考情報

国立(千葉県木更津市)。東京湾を挟む立地のため毎日通学は非現実的で、興味がある場合は寮利用が前提。「こうした全国区の国立高専もある」という参考としてお知らせします。

Access

⑤ 通学現実性まとめ(あざみ野・すすき野基準)通える順にひと目で

学校通学ひとことメモ
都立産技(品川)◎ 現実的最有力候補。神奈川は推薦不可の可能性・入学料差に注意(要確認)
サレジオ(多摩境)○ 可能私立で受験制限なし。情報・IT特化が合う子向け
東京高専(八王子)△ 要検討片道1時間半前後。寮利用も視野に
木更津(千葉)× 非現実的参考情報。寮前提の場合のみ
Future

⑥ 高専を出たあと、どんな道が開ける?進学先・就職先・なれる職業

高専の魅力は「出口の強さ」。就職も進学も、普通科高校とはまったく違うルートが用意されています。

💼 就職——就職率はほぼ100%、引く手あまた

高専生の就職率は99%超(2025年春時点、全国)。1人に10〜十数社の求人が来ることも珍しくありません。 活躍する業種は製造業(メーカー)が最多で、次いで情報通信、建設、エネルギー・インフラなど。

就職先の実例(学校・年度による):トヨタ自動車・本田技研工業・東京エレクトロン・住友電工・日立造船・IHI系・JR東日本・東京電力・中部電力・アズビル・出光興産・自治体の技術職 など。 大手メーカーやインフラ企業に、高専卒として直接エンジニアの道へ進めます。

🎓 進学——国立大学へ「編入学」という近道

卒業生の多くが、大学の3年次(一部2年次)へ編入学します。一般受験とは別ルートで国立大学に進めるのが大きな魅力。 とくに高専のために設立された豊橋技術科学大学・長岡技術科学大学が二大進学先で、2024年度はこの2大学だけで全国から約900人が合格しました。

その他の進学先の例:東京農工大・電気通信大・筑波大・千葉大・東京科学大(旧・東工大)、さらに東京大学への編入実績を持つ高専もあります。 進学せずに専攻科(2年)へ進み、学士(工学など)を取得して大学院を目指す道もあります。

🔧 なれる職業——「ものづくり」を支えるプロ

高専で身につけた技術は、そのまま仕事になります。代表的な職業は次のとおりです。

  • 機械・電気・電子エンジニア(自動車・電機・精密機器などの設計・開発)
  • 情報・ソフトウェア技術者(システム開発・アプリ・AI・ネットワーク)
  • インフラ技術者(電力・鉄道・通信・建設などを支える技術職)
  • 研究・開発職(大学編入・専攻科を経て、より専門を深めて)
  • 公務員の技術職(自治体・国の技術系職員)

「好きなものづくりを仕事にする」——その最短ルートのひとつが高専です。

Fit

⑦ 選ぶ前に知っておきたいメリットと注意点向いている子・慎重に考えたい子

メリット

  • 早い段階から工学・IT・ものづくりを深く学べる
  • 就職率がほぼ100%で出口に非常に強い
  • 一般受験とは別ルートで国立大工学部等への編入を目指せる
  • 専攻科修了で学士資格が取れる
  • 同じ目標を持つ仲間と5年間過ごせる

注意点(ここを誤解しない)

  • 入学時点で工学系進路がほぼ確定し、進路変更のハードルが高い
  • 進級・単位管理が大学同様シビアな学校もある
  • 学科選びが進路に直結(サレジオは現在情報工学科のみ 等)
  • 通学時間が長く寮前提になる学校もある
  • 入試方式が普通科と全く異なる(数学重視・面接・作文 等)
  • 都外在住では推薦不可・入学料が高くなる条件がある学校も

15歳の時点で工学系への興味・適性・意欲がはっきりしている生徒に向く進路です。「高2まで普通科で様子を見てから文理を決めたい」タイプには不向きといえます。

Study

⑧ 高専入試に向けた学習のポイント数学を軸に、面接・作文も早めに

  • 数学を最優先で固める:東京高専は数学2倍配点。都立産技・サレジオでも数学は重要。中学数学の全範囲を確実に。2021年度改訂で加わった統計分野(箱ひげ図・四分位数・累積度数)は演習不足になりがちなので意識的に対策
  • 英語の語彙と長文読解:2021年度改訂で中学英語の語彙が約1,600〜1,800語に増加。高専入試にも長文読解があり語彙力の底上げが必要
  • 面接・作文を早めに準備:学力選抜でも面接がある学校も。「なぜ工学系に興味を持ったか」「高専で何を学びたいか」を自分の言葉で話せるように。作文・小論文は論理的に書く練習を
  • オープンキャンパスに必ず参加:高専の雰囲気は普通科とかなり異なる。施設・在校生・コース内容を自分の目で確認し、入学後のギャップを事前に埋める

普通科高校と高専の両方を比較検討している場合は、神奈川 公立高校 合格判定・倍率ツールで公立高校の合格可能性も並行して確認すると判断しやすくなります。

FAQ

高専進学 よくある質問

高専では具体的にどんなことをするのですか?
1年生から実験・実習・ものづくり・プログラミングなど「手を動かす学び」が中心です。高専ロボコン・プロコン(プログラミング)・デザコンといった全国大会に挑戦したり、卒業研究や企業との共同研究に取り組んだりします。大学の工学部に近い内容を、15〜20歳の5年間で学ぶイメージです。
高専を卒業したら、どんな進路・職業がありますか?
大きく「就職」と「大学編入」の2つです。就職率はほぼ100%で、メーカー・情報通信・インフラなどでエンジニア・技術者として働きます。進学は大学3年次への編入が中心で、豊橋技術科学大・長岡技術科学大をはじめ国立大学に多く進みます。機械・電気・情報エンジニア、ソフトウェア技術者、公務員技術職など、ものづくりを支える職業に就く人が多いです。
神奈川県(あざみ野・すすき野)からでも高専は受験できますか?
受験できます。国立・私立高専は全国から出願でき、都立産技高専も学力選抜は都外から受験可能です。ただし都立産技の推薦選抜は都外在住だと使えない可能性があり、入学料も都外は高くなります(要確認)。私立のサレジオ高専は受験制限が基本ありません。
高専入試は普通科高校の入試と何が違いますか?
数学が重視されるのが大きな特徴で、東京高専では数学が2倍配点です。学力選抜は国語・数学・英語(東京高専は理科も)が中心で、推薦選抜や一部の学力選抜では面接・作文が課される学校もあります。数学を軸に、面接・作文の準備も早めに始めるのが有効です。
途中で「やっぱり普通科がよかった」と進路変更はできますか?
高専は入学時点で工学系の進路がほぼ確定し、普通科への転向など進路変更のハードルは高い学校です。15歳の時点でものづくり・工学への興味と意欲がはっきりしている生徒に向く進路です。迷う場合はオープンキャンパスで実際の雰囲気を確かめてから判断するのがおすすめです。

高専か普通科か迷ったら、
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「高専に興味はあるけれど、うちの子に合う?」「数学をどこまで固めればいい?」—— 高専受験を視野に入れた中学生の学習では、数学の得点力と、面接・作文に向けた思考の整理を大切にしています。 進路に迷ったときは、偏差値だけでなく「どんな5年間を過ごしたいか」で一緒に考えます。まずは無料の学習相談へ。

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